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香港の債権回収調査

海外債権回収

Hong Kong — Debt Recovery Investigation

その香港法人は、
本土の「出口」かもしれない。

香港は中国本土と違い、司法が独立し、法的手続きが機能します。一方で、登記が容易で実体の薄い法人も多く、本土の資産が香港を経由して動くこともあります。トラストジャパンは、香港の現場で取引相手の実体と、資金・資産の流れを確かめます。

※ 当社が行うのは回収に向けた調査・情報提供です。回収交渉・法的手続きは提携する弁護士・現地機関と連携します。

香港の債権回収は、中国本土とは性格が大きく異なります。香港はコモンロー(英米法系)のもとで司法が独立しており、判決や法的手続きが本土よりまともに機能します。回収の道が開けやすい一方で、登記が容易なため実体の薄い法人も多く、本土の相手が香港法人を「資産の出口」や中間地点として使うケースもあります。だからこそ、相手の香港法人に本当に実体があるのか、資金がどこへ向かっているのかを確かめることが起点になります。

01香港の債権回収が、本土と違う理由

同じ中華圏でも、香港は中国本土と制度がまったく異なります。回収を考えるうえで、この違いを押さえておくことが重要です。

  • 司法が独立し、手続きが機能する ― コモンローのもとで、判決・法的手続きが本土に比べて機能しやすく、回収の道が開けやすい。
  • 登記が容易で、実体の薄い法人が多い ― 住所の名義借りやペーパーカンパニーが設立しやすく、登記が整っていても実体があるとは限らない。
  • 本土資産の「出口」になりやすい ― 中国本土の相手が、香港法人を経由して資金や事業を動かすことがある。
  • 金融ハブゆえに資金が動きやすい ― 国際金融センターとして、資金が香港を通って域外へ流れやすい。

つまり香港案件では、「相手の香港法人に実体があるか」「資金がどこへ向かっているか」を確かめておけば、その後の法的手続きが現実的な選択肢になります。

02香港法人で、よくある見えにくさ

これまでの香港関連の案件では、相手の実態を見えにくくする要素として、次のようなパターンが見られます。手口を知っておくことは、どこから調べるべきかを見極める助けになります。

Typical patterns — 香港法人の実体が見えにくい例
  • 一等地の住所・整った登記を掲げつつ、実際には住所を名義借りしているだけ
  • 取締役や株主に名義人(ノミニー)が使われ、実際の経営者が見えない
  • 中国本土の事業の資金が、香港法人を経由して域外へ動く
  • 休眠に近い状態の法人が、取引の窓口として使われる
  • 複数の関連法人を介して、責任の所在が曖昧になっている

共通するのは、「整って見える」ことと「実体がある」ことのズレ、そして香港が本土と域外をつなぐ中継点になりやすい点です。登記情報だけで判断せず、現地で実体と資金の流れを確かめることが要になります。

03香港での調査でやること

トラストジャパンは、香港の現場で次の調査を行います。公開情報の確認にとどまらず、実体と資金の流れをつなげて全体像を描きます。回収・法的手続きの判断材料となる事実を整えます。

  • 会社の実体確認 ― 登記上の住所に事務所が実在し、事業が実際に動いているかを現地で確認する。
  • 経営者・名義の確認 ― 実際の経営者は誰か、名義人(ノミニー)の背後に誰がいるかの手がかりを確認する。
  • 資金・資産の流れの手がかり ― 本土や第三国とのつながりを含め、資金や事業の流れの手がかりを追う。
  • 関連法人の把握 ― 関連会社の構成と、資産・責任の所在の手がかりを確認する。
  • 法的手続きに向けた整理 ― 確認した事実を、香港での法的手続きに使える形に整理する。

04調査で「分かること」と「やらないこと」

期待値を正しく持っていただくために、調査の範囲をはっきりさせます。当社は合法的な調査の範囲で事実を集めます。回収そのものや、非公開情報の不正取得は行いません。

調査で分かること
  • 香港法人に事業の実体があるか
  • 実際の経営者・名義人の背後の手がかり
  • 資金・事業が本土や域外へ動いた手がかり
  • 関連法人の構成と資産・責任の所在
  • 回収・法的手続きの判断材料となる事実
当社が行わないこと
  • 債権の回収・取り立ての代行
  • 相手方との交渉の代行
  • 法的手続き(弁護士の業務)
  • 口座残高など非公開金融情報の取得
  • 違法な手段による情報収集

回収交渉や法的手続きが必要な段階では、提携する香港の弁護士・専門機関と連携します。当社の役割は、その判断と手続きを支える事実を、現地で整えることです。

05相談から報告までの流れ

01

相談・論点の整理

何が起きているか、回収の可能性がどこで決まるかを伺い、調べるべき論点を整理します。相談は無料です。

02

調査設計

相手の香港法人や資金の流れについて、どこまで調べるか、調査範囲と進め方をご提案します。

03

現地調査

香港の現場で、会社の実体・経営者・資金の流れ・関連法人を確認します。

04

報告・連携

確認した事実を報告書に整理。回収・法的手続きの段階では、提携する香港の弁護士・現地機関へおつなぎします。

06よくあるご質問

相手は香港法人で、登記もしっかりしています。それでも調べる意味はありますか。
あります。香港は登記が容易なぶん、住所の名義借りや実体の薄い法人も少なくありません。登記が整っていることと事業の実体があることは別問題で、現地で実体を確認します。
中国本土の相手が、香港の会社を使っているようです。追えますか。
香港は本土の資産の「出口」や中間地点として使われることがあります。香港法人の実体と、資金がどこへ向かっているかを現地で確認し、本土・域外とのつながりの手がかりを追います。
香港なら、回収までできるのですか。
香港は司法が機能しており、法的手続きが現実的な選択肢になりやすい地域です。ただし回収交渉・法的手続き自体は弁護士の業務です。当社は事実を確認し、香港の弁護士へおつなぎします。
少額・個人間の取引でも対応してもらえますか。
主に企業間の取引・売掛金、複数国にまたがる案件など、一定規模以上の債権トラブルを対象としています。事案の規模や回収可能性を踏まえ、お引き受けの可否をご案内します。

参考:香港の会社設立・登記の制度(住所要件等)については、JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類(香港)」も参考になります。

当社が行うのは回収に向けた調査・情報提供です。回収交渉・法的手続きそのものは行わず、提携する香港の弁護士・専門機関と連携します。

香港の会社、実体から確かめる。

香港の取引先・法人との債権トラブル、あるいは本土の相手が香港を経由しているとお考えの企業の方は、状況の整理からご相談ください。事案の規模・回収可能性を踏まえ、お引き受けの可否をご案内します。

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* 当社が行うのは調査・情報提供です。回収・交渉・法的手続きは、提携する香港の弁護士・専門機関が担います。

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