Taiwan — Working with Local Lawyers
調査と法律は、
役割が違う。
台湾の債権回収では、「現地で事実を確かめる」段階と、「法的に請求する」段階があります。前者は調査会社、後者は弁護士の仕事です。トラストジャパンは調査を担い、回収交渉・法的手続きは台湾の弁護士と連携して進めます。その線引きと連携の形を、ここで整理します。
※ 当社が行うのは調査・情報提供です。回収交渉・法的手続きは、提携する弁護士・専門機関が行います。
台湾の債権回収を進めるとき、調査会社と弁護士の役割を混同すると、かえって遠回りになります。調査会社は「事実を集める」ことはできても、相手と交渉したり法的手続きを代理したりすることは法律上できません。逆に弁護士は法的手続きの専門家ですが、台湾の現場で相手の実態を一から確認するのは得意分野ではありません。両者が役割分担し、適切な順番でつながることが、回収への近道です。
01なぜ「調査」と「法律」を分けるのか
日本では、弁護士でない者が報酬を得て他人の法律事件の交渉や手続きを代理することは、弁護士法で禁じられています。これは依頼者を守るためのルールです。調査会社が「回収を代行します」「相手と交渉します」と請け負うことは、この一線を越える行為にあたります。
- 調査会社ができること ― 合法的な手段で、相手の実体・所在・事業実態などの事実を確認し、報告すること。
- 調査会社ができないこと ― 相手との回収交渉、法的手続きの代理、債権の取り立ての代行。
- 弁護士の役割 ― 確認された事実をもとに、請求・交渉・訴訟など法的な手続きを進めること。
つまり回収は「①事実を確かめる(調査)→②法的に請求する(弁護士)」という順番で進みます。当社はこの①を担い、②は台湾の弁護士に連携します。役割を正しく分けることが、安心して任せられる体制の前提です。
02「弁護士が所属」をうたう業者に注意
調査会社のなかには、集客のために実態の伴わない法律サービスをうたうところもあります。依頼先を選ぶときは、次のような表現に注意してください。
- 調査会社が「弁護士が所属」「法律事務所と一体」と紛らわしく示す
- 調査会社が回収交渉や取り立てまで請け負うとする
- 調査会社が法律相談・法的判断を提供するかのように見せる
- 誰がどこまで担うのか、役割分担が曖昧なまま契約を急がせる
健全な体制は、調査は調査会社、法的手続きは弁護士、と役割がはっきり分かれています。当社は調査と事実の報告までを担い、その先は独立した立場の台湾の弁護士へおつなぎする形をとっています。
03台湾の弁護士との連携の流れ
調査で事実が固まったあと、法的手続きが必要な場合は、次のように連携します。あくまで判断と依頼の主体はお客様であり、当社は橋渡しと事実の提供を行います。
調査・事実の確認
台湾の現場で、相手の実体・所在・事業実態などを確認し、報告書に整理します。
論点の整理
確認した事実をもとに、法的手続きが必要かどうか、どんな選択肢があるかを整理してお伝えします。
弁護士への連携
法的手続きが必要な場合、台湾の弁護士へおつなぎします。依頼するかどうかはお客様が判断します。
手続きの進行
請求・交渉・訴訟などの法的手続きは弁護士が担当。当社は必要に応じて事実面のサポートを行います。
04調査で「分かること」と「やらないこと」
役割分担をはっきりさせるために、当社の範囲を改めて整理します。当社は合法的な調査と事実の報告までを担います。
- 相手の実体・所在・事業実態の確認
- 回収・法的判断のための事実の報告
- 論点の整理と、弁護士への橋渡し
- 手続き段階での事実面のサポート
- 相手方との回収交渉
- 請求・訴訟などの法的手続きの代理
- 法律相談・法的判断
- 債権の取り立ての代行
この線引きを守ることが、依頼者を守り、回収を確実に前へ進めるための前提だと考えています。
05よくあるご質問
参考:弁護士でない者が法律事務を扱うことの制限(弁護士法72条・非弁提携)については、日本弁護士連合会「隣接士業・非弁活動・非弁提携対策」も参考になります。
当社が行うのは調査・情報提供です。回収交渉・法的手続きそのものは行わず、提携する台湾の弁護士・専門機関と連携します。
調査で事実を固め、法律につなぐ。
台湾の債権回収で、調査と法的手続きをどう進めればいいか迷っている企業の方は、状況の整理からご相談ください。事案の規模・回収可能性を踏まえ、お引き受けの可否をご案内します。
問い合わせフォームへ →* 当社が行うのは調査・情報提供です。回収・交渉・法的手続きは、提携する台湾の弁護士・専門機関が担います。


