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シンガポールの債権回収調査

海外債権回収

Singapore — Debt & Asset Investigation

立派な住所の会社が、
中身まで立派とは限らない。

シンガポールはアジアの金融・持株ハブ。だからこそ、一等地の住所と整った登記を持ちながら、実体はほとんど無い——そんな相手と取引してしまうリスクもあります。トラストジャパンは、シンガポールの現場で「その会社に、本当に中身があるのか」を確かめます。

※ 当社が行うのは回収に向けた調査・情報提供です。回収交渉・法的手続きは提携する弁護士・現地機関と連携します。

シンガポールは透明性が高く、ビジネスのしやすい国として知られます。しかしその信頼性ゆえに、相手の会社を「シンガポール法人だから安心」と過信してしまうと、いざ代金未回収やトラブルが起きたときに足をすくわれます。回収の難しさは、相手が消えることよりも、最初から「実体の薄い器」だったと後で分かる点にあります。

01シンガポールの債権トラブルが、こじれやすい理由

制度が整っているシンガポールでも、回収の局面では次のような事情が効いてきます。むしろ「信頼できる国」という前提が油断を生みます。

  • 持株・統括ハブゆえの器の多さ ― 地域統括会社や持株会社が数多く置かれ、事業実体の薄い法人と実体のある法人が混在している。
  • 会社を消しやすい制度 ― 登記の抹消(Striking off)など、法人を比較的簡単に閉じられる仕組みがあり、相手が「会社ごと」いなくなることがある。
  • 資金が国境を越えやすい ― 国際金融センターとして資金移動が活発で、資金や取引が域外へ流れやすい。
  • 登記情報だけでは実体が読めない ― 住所・役員・資本金が整っていても、実際にそこで事業が動いているとは限らない。

つまりシンガポールの回収は、法的手続きの前に「相手の会社に、本当に事業と資産の実体があるのか」を現地で確かめておくかどうかで、その後の打ち手が大きく変わります。

02よくある、見えなくなり方

これまでのシンガポール関連の案件では、回収を難しくする相手側の動きとして、次のようなパターンが繰り返し見られます。手口を知っておくことは、どこから調べるべきかを見極める助けになります。

Typical patterns — 実態が見えなくなる典型
  • 一等地の住所・整った登記を掲げつつ、実際にはオフィスに実体がない
  • 支払いを先延ばしにしながら、会社の登記を抹消して「消す」
  • 資金や取引を、域外(近隣国や第三国)の関係先へ移す
  • 持株会社・関連会社を介して、どの会社に責任があるのか曖昧にする
  • 責任者が連絡を絶ち、登記上の役員と実際の経営者が異なる

共通するのは、相手が「整って見える」ことを利用して実体の薄さを隠している点です。だからこそ、登記情報だけで判断せず、現地で実際の事業実体や所在を確かめることが要になります。

03シンガポールでの調査でやること

トラストジャパンは、シンガポールの現場で次の調査を行います。単独の確認で終わらせず、つなげて「相手の実像」を描くのが要点です。回収の可否を判断するための事実を整えます。

  • 会社の実体確認 ― 登記上の住所に事務所が実在するか、実際に事業が動いているかを現地で確認する。
  • 所在の特定 ― 連絡が取れない責任者・実際の経営者が、いまどこにいるかを現地で確認する。
  • 事業実態の確認 ― 持株会社・関連会社のどこに実体があり、どこが器なのかを見極める。
  • 関係先・名義の調査 ― 資産や事業が移された可能性のある関連法人・関係者を確認する。
  • 取引・資金の手がかり ― 公開情報と現地確認で押さえられる範囲で、取引や資金の流れの手がかりを追う。

04調査で「分かること」と「やらないこと」

期待値を正しく持っていただくために、調査の範囲をはっきりさせます。当社は合法的な調査の範囲で事実を集めます。回収そのものや、非公開情報の不正取得は行いません。

調査で分かること
  • 取引相手の会社に事業の実体があるか
  • 責任者・実際の経営者の所在と現況
  • 持株・関連会社のどこに実体があるか
  • 公開情報・現地確認で押さえられる資産や関係先の手がかり
  • 回収に動く意味があるかを判断するための事実関係
当社が行わないこと
  • 債権の回収・取り立ての代行
  • 相手方との交渉の代行
  • 法的手続き(弁護士の業務)
  • 口座残高など非公開金融情報の取得
  • 違法な手段による情報収集

回収交渉や法的手続きが必要な段階では、提携する弁護士・専門機関と連携します。当社の役割は、その判断と手続きを支える事実を、現地で整えることです。

05相談から報告までの流れ

01

相談・論点の整理

何が起きているか、回収の可能性がどこで決まるかを伺い、調べるべき論点を整理します。相談は無料です。

02

調査設計

どの対象を、どこまで調べるか。事案の規模・回収可能性を踏まえ、調査範囲と進め方をご提案します。

03

現地調査

シンガポールおよび関係国の現場で、会社の実体・所在・事業実態・関係先を確認します。

04

報告・連携

確認した事実を報告書に整理。回収・法的手続きの段階では、提携する弁護士・現地機関へおつなぎします。

06よくあるご質問

相手はシンガポール法人で、登記もしっかりしています。それでも調べる意味はありますか。
あります。登記が整っていることと、実際に事業や資産の実体があることは別問題です。一等地の住所でもオフィスに実体がない、というケースは少なくありません。現地で実体を確認します。
相手が会社を清算・抹消したようです。もう手遅れですか。
必ずしもそうとは限りません。事業や資産が関連会社・別法人・域外の関係先へ移っていないか、実際の経営者が別の器で続けていないかを確認する余地があります。
調査だけお願いできますか。回収まではまだ決めていません。
問題ありません。まず事実を確かめ、回収に動く意味があるかを判断するための調査としてお引き受けします。回収・法的手続きは、その後の段階で提携弁護士と連携します。
少額・個人間の取引でも対応してもらえますか。
主に企業間の取引・売掛金、現地法人や統括会社とのトラブル、複数国にまたがる案件など、一定規模以上の債権トラブルを対象としています。事案の規模や回収可能性を踏まえ、お引き受けの可否をご案内します。

参考:シンガポールの会社設立・清算(登記抹消)の制度については、JETRO「外国企業の会社設立手続き・必要書類(シンガポール)」も参考になります。

当社が行うのは回収に向けた調査・情報提供です。回収交渉・法的手続きそのものは行わず、提携する弁護士・専門機関と連携します。

整って見える会社ほど、現地で確かめる。

シンガポールの取引先・統括会社・持株会社との債権トラブルでお困りの企業の方は、状況の整理からご相談ください。事案の規模・回収可能性を踏まえ、お引き受けの可否をご案内します。

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* 当社が行うのは調査・情報提供です。回収・交渉・法的手続きは、提携する弁護士・専門機関が担います。

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