Hong Kong — Working with Local Lawyers
香港は、
法律が効く場所だ。
中国本土では難しい法的手続きも、香港ではコモンローのもとで現実的な選択肢になります。だからこそ、調査で事実を固め、香港の弁護士につなぐ流れが効いてきます。トラストジャパンは調査を担い、回収交渉・法的手続きは香港の弁護士と連携して進めます。
※ 当社が行うのは調査・情報提供です。回収交渉・法的手続きは、提携する香港の弁護士・専門機関が行います。
香港の債権回収を考えるうえで、まず押さえておきたいのは「香港は法的手続きが機能する」という点です。香港はコモンロー(英米法系)のもとで司法が独立しており、判決・仲裁・資産凍結といった手続きが現実的に使えます。中国本土では難しいことが、香港では選択肢になる。だからこそ、調査会社(事実を集める)と弁護士(法的手続きを進める)の役割を正しく分け、適切な順番でつなぐことが、回収への近道になります。
01なぜ香港は「弁護士につなぐ」価値が高いのか
中国本土の回収は、判決の執行が難しく、法的手続きに踏み込みにくい面があります。これに対し香港は事情が異なります。
- 司法が独立し、手続きが機能する ― コモンローのもとで、判決・仲裁・資産凍結などの手続きが現実的に使える。
- 国際的な紛争解決地として整備 ― 香港は国際仲裁地としても評価が高く、多言語対応できる法律人材が多い。
- 本土との相互執行の枠組み ― 中国本土と香港の間には、仲裁判断の相互執行や、資産凍結命令の相互支援の枠組みがある。
- 調査で固めた事実が活きる ― 法的手続きが機能するぶん、調査で確認した事実が回収の実行につながりやすい。
つまり香港では、「①調査で相手の実体と資産の手がかりを固める → ②香港の弁護士が法的手続きを進める」という流れが、本土以上に現実的な成果につながります。
02「調査」と「法律」は、役割が違う
香港で法的手続きが使えるとはいえ、調査会社と弁護士の役割を混同してはいけません。日本では、弁護士でない者が報酬を得て他人の法律事件の交渉や手続きを代理することは、弁護士法で禁じられています。これは依頼者を守るためのルールです。
- 調査会社が「弁護士が所属」「法律事務所と一体」と紛らわしく示す
- 調査会社が回収交渉や取り立てまで請け負うとする
- 調査会社が法律相談・法的判断を提供するかのように見せる
- 誰がどこまで担うのか、役割分担が曖昧なまま契約を急がせる
健全な体制は、調査は調査会社、法的手続きは弁護士、と役割がはっきり分かれています。当社は調査と事実の報告までを担い、その先は独立した立場の香港の弁護士へおつなぎする形をとっています。
03香港の弁護士との連携の流れ
調査で事実が固まったあと、法的手続きが必要な場合は、次のように連携します。判断と依頼の主体はお客様であり、当社は橋渡しと事実の提供を行います。
調査・事実の確認
香港の現場で、相手の実体・経営者・資金や資産の流れを確認し、報告書に整理します。
論点の整理
確認した事実をもとに、法的手続き(訴訟・仲裁・資産凍結など)の選択肢を整理してお伝えします。
弁護士への連携
法的手続きが必要な場合、香港の弁護士へおつなぎします。依頼するかどうかはお客様が判断します。
手続きの進行
訴訟・仲裁・資産凍結などの法的手続きは弁護士が担当。当社は必要に応じて事実面のサポートを行います。
04調査で「分かること」と「やらないこと」
役割分担をはっきりさせるために、当社の範囲を改めて整理します。当社は合法的な調査と事実の報告までを担います。
- 相手の香港法人の実体・経営者の確認
- 資金・資産の流れの手がかりの確認
- 回収・法的判断のための事実の報告
- 論点の整理と、香港の弁護士への橋渡し
- 相手方との回収交渉
- 訴訟・仲裁・資産凍結などの法的手続きの代理
- 法律相談・法的判断
- 債権の取り立ての代行
この線引きを守ることが、依頼者を守り、回収を確実に前へ進めるための前提だと考えています。
05よくあるご質問
参考:香港の紛争解決(仲裁・本土との相互執行など)の制度については、JETRO「中国企業などが関与する知財紛争をADRで解決(香港)」も参考になります。
当社が行うのは調査・情報提供です。回収交渉・法的手続きそのものは行わず、提携する香港の弁護士・専門機関と連携します。
調査で事実を固め、香港の法律につなぐ。
香港での債権回収で、調査と法的手続きをどう進めればいいか迷っている企業の方は、状況の整理からご相談ください。事案の規模・回収可能性を踏まえ、お引き受けの可否をご案内します。
問い合わせフォームへ →* 当社が行うのは調査・情報提供です。回収・交渉・法的手続きは、提携する香港の弁護士・専門機関が担います。


