ソウル取引先とのトラブル
韓国から報告された調査事例をお伝えします。
依頼者はソウル現地で日系企業を営む事業主さまからでした。
「韓国現地の企業と取引を行っているが、売掛金を何ヶ月も滞納されている、再三の交渉にも応じない」との事でした。
日本企業と韓国企業の取引が増加する一方で、このようなトラブルも多く報告されます。真相を知るべく調査を行いました。
取引先を調査、その後
依頼された企業様は某商品の販売に携わる事業を手掛けておられました。
しかし、提携依頼している現地の部品のメーカーから、何ヶ月も売掛金を回収できないという状態でした。
対象企業側も「資金が不足している、来月支払う」と繰り返すだけで、実際に対応されない状況が続いていました。
調査を進めると、このメーカー側も別の取引先から資金を回収できていないことがわかりました。回収できない状況が、滞納の連鎖を起こしていたのです。
そこで、このメーカーの取引先から回収を行うことで、メーカーに資金が流れ、回収に繋げられるのではと踏みました。
現地で債権支払いの約束
後日、現地の弁護士とともにメーカーの取引先からメーカーへの支払いを交渉し、特定の期日までの支払いを約束させることになりました。
その後、メーカーへの支払いは行われ、無事に依頼者さまの企業に債権が戻りました。今回のようにお金の流れを止めている根本を探ることで回収に繋がることもあります。
韓国での債権トラブルにお悩みの際は、ご相談ください。