中国深センでの事例
中国は深センから報告された事例です。
依頼主は現地で貿易協定関連の事業を営む日本人事業主の方でした。
「自社商品を他社に紹介してくれるとのことで、現地の貿易会社と取引を行ったが、支払いされる気配がなく、終いには連絡も取れなくなってしまった」とのことでした。
支払いに関するトラブルは中国でも増加しています。トラストジャパンは深セン現地で調査を開始しました。
深セン現地で調査開始
さっそく現地の取引先とされる貿易会社に出向いたものの、やはり会社とされる場所には誰も居ない様子でした。
そうなると、はじめから詐欺目的で近づいてきて、商品を奪い、裏でお金に替えるといった手口も考えられます。
海外逃亡されてしまうと厄介な為、中国全域の提携する調査機関に呼びかけ、捜査を行うと、後日別の街で対象の所在が明らかになりました。
現地で民事訴訟
調べを進めたところ、資金繰りに行き詰まった取引先は別の会社とグルになり、依頼者様の企業の商品を騙し取り、裏で販売しようとしていたことがわかりました。
現地の弁護士のもと民事訴訟を起こし、未回収の債権と慰謝料を請求し、勝訴となりました。日本人や日系企業を狙う悪質中国企業は増えています。注意が必要です。